要素取得する
セレクタで指定したid・classの要素を取得してみましょう。
これがないと始まりませんね。
要素を一つだけ取得する
以前は、idがgetElementById
で、classはgetElementsByClassName
を使用していましたが、最近はquerySelector
が主流です。
CSSのセレクタのように要素名を指定するか、.
でclass、#
でidを取得できます。
JavaScript
// 要素名で取得 document.querySelector('div'); // classを取得 document.querySelector('.example'); // idを取得 document.querySelector('#example');
複数の要素を取得する
複数の要素を取得する場合はquerySelectorAll
を使用します。
idは一つの要素しかないので、要素名かclass名を指定します。
JavaScript
document.querySelectorAll('.example')
jQueryの場合
jQueryは$
で取得します。
基本的には複数の要素が選択されるので、一つだけ選択したい場合はセレクタで:first
を指定します。
jQuery
// 要素名で取得 $('div'); // classを取得 $('.example'); // idを取得 $('#example');
イベント処理
JavaScriptは要素をクリックした時や、マウスオーバーした時など、何らかの操作行った時に実行させるということが多いですね。
イベントの処理はaddEventListener
を使用します。
addEventListener
は第一引数にイベント名、第二引数にイベントが実行された時の処理を記述します。
クリックイベント
btn
クラスをクリックした時実行するということをやってみます。
addEventListener
の第一引数にclick
を指定します。
JavaScript
var btn = document.querySelector('.btn'); btn.addEventListener('click', function() { console.log('クリック'); });
モダンブラウザ(IE以外)では下記のようにアロー関数を使用して、少しだけ短く書くことができます。
thisの扱いが変わってたりと機能もまったく同じではないですが。
JavaScript
const btn = document.querySelector('.btn'); btn.addEventListener('click', () => { console.log('クリック'); });
以後はこちらの書き方に統一していきます。
マウスオーバー/マウスアウトイベント
マウスオーバー/アウトは比較的使用頻度が高いイベントですね。
click
の部分をmouseenter/mouseleave
に変更すると動作します。
JavaScript
const btn = document.querySelector('.btn'); btn.addEventListener('mouseenter', (e) => { console.log('マウスオーバー'); }); btn.addEventListener('mouseleave', (e) => { console.log('マウスアウト'); });
mouseover/mouseout
というイベントもありますが、こちらは親要素にもイベントリスナーを設定していた場合、子のイベントが実行されたとき親のイベントも実行されます。
複数の要素の場合
querySelectorAll
を使用して複数の要素を取得している場合、取得できるのは要素ではなくNodeList
になるので、forEach
等でループして一つ一つ登録します。
JavaScript
const btns = document.querySelectorAll('.btn'); btns.forEach((btn) => { btn.addEventListener('click', () => { console.log(index); }); });
jQueryの場合
jQueryの場合は一つでも複数の要素でも書き方は同じですね。
jQuery
// クリックイベント $('.btn').on('click', function() { console.log('クリック'); }); // オーベー/アウトイベント $('.btn').mouseenter(function() { console.log('マウスオーバー'); }).mouseleave(function() { console.log('マウスアウト'); });
クラスの追加・削除
最近はCSSで結構なことができるようになってきたので、JavaScriptでクラスのコントロールをするだけで色々とできるようになりますね。
クラスを操作するにはclassList
を使用します。
下記メソッドがあります。
add | クラスの追加 |
---|---|
remove | クラスの削除 |
toggle | クラスの切り替え |
contains | クラスが指定されているか |
btn
クラスの要素をクリックする度に、active
クラスの追加・削除を切り替えるということをやってみます。
JavaScript
const btn = document.querySelector('.btn'); btn.addEventListener('click', (e) => { e.target.classList.toggle('active'); });
jQueryの場合
jQueryの場合はtoggleClass
を使用します。
JavaScript
$('.btn').on('click', function() { $(this).toggleClass('active') });
jQueryを使用することのデメリットはあるのでしょうが、DOM操作用途ならjQuery使った方がわかりやすい気がしてます。
JavaScript コードレシピ集